白蝶花

2008年6月12日 読書
ISBN:4103038322 単行本 宮木 あや子 新潮社 2008/02 ¥1470
抱いて。ずっと忘れないように――戦中の日本で恋に命をかけた女たちを描く純愛ロマン。昭和十九年、福岡県知事の屋敷に奉公にきた少女・千恵子。書生の政吉と恋に落ち初めて結ばれた途端、政吉は徴兵されてしまい……千恵子の波乱に満ちた人生を中心に、戦前・戦中・戦後の激動の日本で、それぞれの愛を貫き通した5人の女たちが織りなす恋物語。デビュー作『花宵道中』で圧倒的支持を得た著者による注目の最新作!

二作目がイマイチだったが、これは持ち直した感じである。戦前から戦後にかけてのロマンス。大きな流れになっているのではなくて、基本的には独立した短編が4つ。ハッピーエンドで終わらないものが多い。平成の世では完璧に女性のほうが勝ち組だけど、昔は女も苦難の時代があったんだね……。

それぞれ別の時代、別の話で主人公も違うけれども、他の話の人物が脇役で絡んでくるので微妙に繋がっていて面白い。

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