ISBN:4334925898 単行本 三雲 岳斗 光文社 2007/12/14 ¥1785
ミステリアスなヘッドフォン少女の美しく冷徹な論理。欠落した記憶を抱えた青年と心を閉ざした孤独な少女。彼らが出会った場所は無数の学生たちがすれ違う巨大な進学塾。夕陽に染まるビルの屋上から二人が見つめる恐ろしくも哀しい事件の真実とは――。気鋭の作家が送る青春ミステリーの傑作!
表紙に釣られて読んでみた。銀色なのはかっこいいのだが、ラノベ風なセーラー服美少女の絵は、借りる時、少し恥ずかしい。一応はミステリーなのだが、本格的なものではなくて小さく纏ってしまい、盛り上がりに欠けるのが惜しいところ。
主人公のほうが聞き役で、しかもある意味、奴隷扱い。ヒロインのほうが天才美少女で名探偵役だった。事件を解決する際の解答部分がアッサリしすぎなので、ちょっとキャラクター小説寄りか。主人公が他の女と喋ったりすると、機嫌が悪くなるヒロイン、ちょっとツンデレ要素ありか。続編作ってデレ部分も見せて欲しいところである。
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