ISBN:4048738143 単行本 万城目 学 角川書店 2007/11 ¥1365
このごろ都にはやるもの、恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祗園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の地に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋謳い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参。
予約も一巡しつつある様で、ようやく借りる事が出来た。前作からそのまま続く続編かと思いきや、ホルモー絡みの短編集であった。よって、シリーズではあるけれども続編ではない。細かい部分で前作と繋がっている部分があったりして、再確認したくなって来るのだが、残念な事に図書館で借りたので、現在手元にない。
読む順番に注意。続編ではないけれども、やはり「鴨川ホルモー」を先に読んでおかないと面白さ半減状態に陥るだろう。
ホルモーで敗北した事による罰ゲームでチョンマゲになったり、戦国時代の長持と文通したり、橋の上でアノ言葉を絶叫したり、今回もいろいろある。しかし、この正体不明の試合? が京都だけでなく……。別の都市で繰り広げられるホルモーも読みたい!
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