ザ・万歩計

2008年7月21日 読書
ISBN:486311009X 単行本 万城目 学 産業編集センター 2008/03 ¥1260
オニを遊ばせ鹿に喋らせるマキメ・マナブのマーベラスな日々。初エッセイ集。

万城目学の初エッセイ。小説とエッセイの両方が面白い作家にはあまり当たらないのだが、万城目はエッセイも面白かった。明らかにエッセイ用に吐いた嘘も混じってはいるのだが、鼻にかけるような感じも無く、嘘吐き呼ばわりしたくなる部類のものでもなく、小説ともリンクしている茶目っ気ぶりが良い感じである。

全体通して毒はほとんどなく、書いている小説と同じ心地良さである。あちこちで書かれた文章なので、本来はバラバラな筈なのだが、きちんと章立てもされ、上手く纏った書籍に仕上がっている。

万歩計って、登録商標なのか……。

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