笑う招き猫

2008年8月1日 読書
ISBN:4087460061 文庫 山本 幸久 集英社 2006/1/20 ¥580
男と並んで愛誓うより、女と並んで笑いを取る、それが二人のしあわせなのだ!駆け出しの漫才コンビ、『アカコとヒトミ』。超貧乏で彼氏なし、初ライブは全く受けずに大失敗。おまけにセクハラ野郎の先輩芸人を殴り倒して大目玉。今はぜんぜんさえないけれど、いつかはきっと大舞台。体に浴びます大爆笑―。夢と笑いとパワーあふれる傑作青春小説。第16回小説すばる新人賞受賞作。

青春小説だとばかり思っていたら、三十路手前の売れない女漫才師コンビが主人公だった。キャッチには「新しくて懐かしい、国民的青春小説」と書いてあるけど、三十路前だと青春を過ぎている気がする。個人的には、中学、高校、大学位までが青春で、社会人に片足突っ込んだら、もうそんな青臭い事は言ってはいけないと思う。

妙齢女性で、別に美人でもないし、背が高すぎるのでやや萎え気味で読み進む。悪くはないけど、もう少し盛り上がりが欲しかった。いかにもどこかにいそうな二人組はリアリティがあるけれども、もう一段高く夢見れる物語のほうが好みである。

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