ISBN:4334925359 単行本 大道 珠貴 光文社 2007/02 ¥1,575
だんなさんの家族を、私がちゃんと看取らなきゃならない―日々のなかで明るくユーモラスに死を嗅ぎ取るお嫁さんの、泣き笑いの“介護日誌”。
会社を辞めて旅に出てしまった夫の頼みで、夫の両親と一緒に暮らす事になった女性。義父と義母とお手伝いさんの黄泉、そして犬と猫……。犬と猫は、彼女が近づくと「オニが来た〜」と逃げていく。
うーむ、またしても電波入った主人公だな。『蝶か蛾か』の主人公よりは遥かにマシではあるが、これは著者が中年入ったから、こういうキャラばかり出てくるのか? なんか、著者も電波中年な気がする。
「日々のなかで明るくユーモラスに死を嗅ぎ取るお嫁さんの、泣き笑いの“介護日誌”」
なんて書かれているけど、ちっとも介護なんかしていないじゃないか。死ぬのも犬だけだし。ページの上に空白がありすぎて、会話文だらけだからスカスカなのが微妙なところ。これで1500円は高いだろう。図書館で借りたからいいけど、自腹ならブックオフでラノベ15冊買ったほうが遥かに有意義だ。
コメント