らぶとラブる!? 恋愛ジャンクション
2008年9月18日 このライトノベルがすごい?ISBN:4829163402 文庫 早見 裕司 富士見書房 2006/02/10 ¥588
公認カップル制度の危機が!? 好評シリーズ第二弾。男女の比率が1:30という女の子だらけの学園。そんな中で「学園の逆マドンナ」と呼ばれる圭介の、彼女の座を射止めた夏樹に対する風当たりは強い!圭介を狙う生徒会長・公佳からはた迷惑な推理勝負を挑まれてしまう。
何故か絵師が変わった。この絵の方が、主人公も可愛いではないか。朝香夏樹を慕う中等部の後輩や、ヤン姉系の先輩も加わり、登場人物も豊かになってきた。
しかし、この巻で終了。一体、何があったのか。「大人の事情」という誤魔化しはしたくないが、立場上書けなくて悔しいと書いてある。他社の新刊を宣伝していたりするし、富士見に切り捨てられたのかね? 富士見って新興レーベルに追い上げられて凋落しつつあるし(すでにメディアファクトリーには負けている)、何らかの「大人の事情」があったんでしょうね。
今回は、成績優秀で東大を狙う三年生が、赤いハイヒールを履いて登校するという事件が起こる。本人は、夢のお告げだから、女性物の靴で一週間登校しないと駄目だと言い張る。学園支配を狙う悪の教頭も、相手の成績が良いので強気で出られず。こいつは、人間を成績で判断する糞教師である。
実際のところ、赤い靴事件は本人の受験ノイローゼとかではなく、別の意図が隠されていたのであるが。そこで愛の探偵双葉圭介の推理が始まる。
前作の最後でちらりと出てきた妙なモノが、今回は派手に登場。最後の最後がそんな人智を超えた力押しで良いのだろうか(笑)。まあ、大人の事情だから、作品をちゃんと終わらすためには仕方が無かったのだろう。終わり切れなくて途中で投げるジャ●プ漫画と比べたら許容範囲。(このラノベは、大人の事情で終了です。)
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