黒の騎士 ダークローズ・プリンセス
2008年10月6日 このライトノベルがすごい?ISBN:4044453039 文庫 榎木 洋子 角川書店 2004/10/29 ¥460
15歳の真夜は幼くして両親と死別、育て親の叔父も死に、生まれ故郷の英国を離れて、唯一の肉親である祖母を頼って日本へと来た。ようやく平穏な日々を手に入れたかに思えたが、死の影は再び真夜に牙をむいた。「私はもう逃げない」―真夜は自分を守る異界の騎士レイヴェンと共に、運命と闘う決意をする。真夜を狙う敵の正体は。そして真夜とレイヴェンの関係は!?榎木洋子が贈る、愛と宿命のドラマティック・ファンタジー。
投売りコーナーで発掘。表紙のリスカ少女に釣られてゲット。
身内を次々に失って来た少女は、叔父も失い独りとなる。産まれた直後に祖父と父と双子の姉を、5歳の時に母を、そして叔父もいなくなった。拾ってきた動物も全て死んでしまうという徹底した呪われっぷりに、葬儀の後、手渡されていた短剣で手首を切るのだが……。血とともに現れた、この世界のモノでは無い何か。黒の騎士と契約した少女は、祖母のいる日本へ向かう。
これ、シリーズ物なのか……。終盤で、呪いの正体は明かされるのだが、敵との決着はつかないまま。新古書店の投売りコーナーに続きがあれば良いのだが。
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