ゼロの使い魔3 始祖の祈祷書
2008年10月29日 このライトノベルがすごい?ISBN:4840111960 文庫 兎塚 エイジ メディアファクトリー 2004/12 ¥609
異世界・ハルケギニアに使い魔として「召喚」されてしまった才人。可愛いけれど魔法の才能はゼロのご主人様・ルイズとともに、アンリエッタ王女から頼まれた任務を無事果たした。ルイズは自分を守るために戦ってくれた才人を意識しはじめ、着替えや洗濯を自分でやったりして、ちょっぴり優しく接するようになる。だが、才人は急に変わったルイズの態度に「嫌われて警戒されてる…」と勘違いして卑屈になってしまい、全然かみ合わない毎日が続いていた。そんな折、ルイズはアンリエッタの結婚式の巫女役を仰せつかる。巫女は『始祖の祈祷書』を持って詔をとなえるのが役目で、ルイズは学院長から『始祖の祈祷書』を預かるが…。
またしても、基本はツンデレ。でも犬扱いから昇格した。某人物が本命から圏外へと脱落していったから。使い魔君に命を助けられたルイズは、もはや骨抜きモードか!? 学園に勤めるメイドと才人(使い魔)の関係を疑ったルイズは激怒して部屋から追い出してしまい、泣きが入る。一方、追い出された才人はやさぐれて酒を飲み、学園敷地内の隅でテント暮らしの酔っ払い。そんな才人の所にルイズのライバル、キュルケがやってきて、宝探しに行く事に。
宝探しは本筋からの脱線に思えたのだが、メイド娘シエスタの村にあるという宝が……。某帝国が使っていたアレじゃないですか! うーん、そう来たか。どんなお宝なのかは、題名から推測してみて下さい。
そんな訳で、某帝国のお宝が出たからには戦争だろう。不可侵条約をアッサリと破った騙し討ちにより、トリステインは艦隊全滅。国家存亡の危機に陥る。それにしても、両軍共に有り得ない程兵力が少ない。尾張統一前の信長にも劣るような兵力しか準備出来ないなんて、トリステイン王国って尾張国よりも弱小なのだろうかという疑問が湧く。その程度ではせいぜい男爵領あたりが相応だろうに。きっと、背景世界についてはあまり考えずに書いているからだろうけど。
それにしても、某帝国のお宝は竜より強いぞ! そして、このシーンで御主人様もご都合主義的な事が起こり、華麗なる成長を遂げる。こういう展開は、やはり王道だなぁ。
こちらでは遺物のアレが超新兵器……。
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