寂しい国の殺人

2008年11月7日 読書
ISBN:4938737337 単行本 村上 龍 シングルカット 1998/01 ¥1,890
現代をおおう寂しさは、過去のどの時代にも存在しなかった。近代化達成による喪失感は近代化以前にはないから。今の子どもたちが抱く淋しさは日本で初めてのものなのだ…。日本の近代化終焉を告げるヴィジュアル・テキスト。

過去掲載分。密林に画像が追加されたので入れなおし。

神戸のあの事件を題材に、『近代化の終焉』というテーマで村上龍が挑んだ作品。右側に日本語、左側には英語と画像。なかなか良い感じのデザインだ。
 
あれから随分と経つが、当然の事ながら被害者は殺されたままだ。そして、バモイドイキ神様の忠実なるしもべは、どこかに就職したらしい。ニートなみなさん、頑張りましょう。小学生の首をちょん切るようなキティでも、ちゃんと就職出来ますから。職歴が無いとか技能が無いなんてレベル、首切り殺人鬼と比べたらどうって事無いです。

それにしても、被害者は首を切られたまま、加害者は社会のどこかでのうのうと生活している。もはやこの国に正義など存在しない。悪の栄える現代のバビロンよ、滅びたまえ!
 
キチガイを外界に解き放って、また誰かの首が切断されたら、誰が責任取るんだろうね?

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索