竜と箒とひかりの彼方
2008年11月9日 このライトノベルがすごい?ISBN:4757734190 文庫 富永 浩史 エンターブレイン 2007/02/28 ¥609
陸軍魔法士官学校で箒で空飛び大バトル!? 目下最大のエリーナの悩みは、体が大きく(特に胸!)重いこと。なぜならここは陸軍魔法士官学校飛行科。時代遅れと言わば言え、飛行兵を養成する魔法使いの学校だ。いくら魔法の力でも、空を飛ぶにはとにかく軽く、小さい方が有利なのだ……。 高く、高く遙かなる空へ。「飛びたい!」ただそれだけを胸にがんばる落ちこぼれ少女と同期生たち、それを見守る(?)人間やドラゴンやグリフォンの教師陣の、痛快飛行バトルファンタジー、堂々登場!
作品としてはそう悪くもないと思うのだが、ヒロインが大女という設定は萌えないよなぁ……。そして、ヒロインにやたらと突っかかる同期の少年はチビっ子。
魔法が存在するファンタジー世界設定で、使用するには免許が必要なのだが、その免許は軍に入らないと貰えないという嫌な感じの国が舞台となる。エリーナは箒に乗って空を飛びたいから陸軍魔法士官学校に入るのだが、落ちこぼれのはずが帝国側の竜騎士に目をつけられたものだから、チビっ子少年とともに試合に出る事になってしまう。
それにしても、領土の一部が帝国に占領されたままの状態で、二カ国合同で軍事演習なんてやるかね? 普通はやらないでしょ!? 帝国の竜騎士と空を翔る試合という見せ場を作るためとはいえ、ちと強引すぎる。北海道が占領された状態で、自衛隊とロシア軍が合同軍事演習を行う位、不自然だよなぁ。
学校の先生に、何故かグリフォンとドラゴンまでいるのだが、名前がグリペン先生とドラケン先生である。単にスウェーデン語なだけなのか、SAAB社のアレから取ったのか……。
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