ISBN:4048733435 単行本 竹本 健治 角川書店 2002/08 ¥1,785
誰もが経験する、少年時代の輝かしい夏。そして、夏の終わりとともに訪れる、生まれて初めての別離と孤独―。少年の無垢な魂が結晶した、待望の第二短編集。

竹本建治初挑戦にして短編集だった。そして、最初のほうに収録されているやつが面白くなかったので途中で投げかけた。後半はそこそこイケるのが入っていたので良かったが。危ない、もし途中で投げていたら、ダメ作家に分類してしまうところだった。(ちなみに、今までに投げたのは某山田君とか角田とか……。)

短くても凝縮されて纏っていたら良いのだけど、結末がボヤけていて何だかよく判らないのが多いのはちょっと微妙。推理物は信じられない位の力技で唖然としてしまう。月を土星に偽装したトリックなんて、馬鹿らしいから他の誰もやらないだろう。無茶苦茶すぎるから、かえって笑える。純文学っぽいやつよりも、後半にあるSF風の作品が好きだな。

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