世界は悪魔で満ちている? 2
2008年11月24日 このライトノベルがすごい?ISBN:4840235937 文庫 相原 あきら メディアワークス 2006/10 ¥599
“ウチダ・マコトは悪魔である”という情報が伝わってきた。いそうでいない悪魔が身近に現れたとなれば、いろいろと聞いたり試したりしてみたいのがオカルト研究会。そんなわけでオカルト研究会の精鋭(当然、女の子です)たちはマコトが悪魔である証拠=マコトの尻尾の有無を確認するべく、あの手この手(まぁ、色仕掛けです)でマコトのズボンを脱がそうとして…。一方、正義の味方の天使も、お泊まりセット片手にマコト宅に乱入し…!マコトの貞操、大ピーンチ!?脅迫から始まるラブコメディ第2弾。
なんだかライバルが増えて、ギャルゲーみたいになってきたぞ。主人公の周囲で怪しい出来事が起こるので、きっと少年が悪魔なのに違いないと勘繰るオカルト研究会の面々。尻尾の有無を確認するために、オカ研の少女サトミが生贄として色仕掛けを試みるのだが、いつの間にか本気で好きになってしまう。
相変わらずなツンデレ悪魔は、家まで押しかけ料理を作ろうとするのだが、行ってみると何故か天使少女が押しかけてきていて、正義に導くために一緒に居なければならないと言い張る。かくして少年は強引に天使と同棲させられる羽目に。三角関係どころか女三人で火花を散らすややこしい状態に。果たして、天使と悪魔と人間、どのフラグが立つのか!?
などと思っていたら、正体不明のイケメンに少年が誘拐され、助け出そうと各自が暴走した結果、とんでもない事に!
前作よりもストーリー性は出てきたのだが、主語が欠落しているがために誰による行為なのか不明だったり(読み進めたら後で書いてあったが)、“ドーン!”とか“ドシーン。”とか“バーン!”とか、擬音で地の文章がぶつ切りされていて読みにくい。文章の中に織り込むならともかく、妙な体言止めみたいに、下手な使い方されるのは……。
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