ドラゴンラージャ 3 疑念
2008年12月26日 ファンタジー特集領地カーライルの呪いを解いた一行は、再び病に倒れた住民のもとへむかった。突然、行く手をさえぎったのは、すでに死んだ人間がよみがえった姿、つまりゾンビだった。激しい戦闘の末、ゾンビを葬りさった一行は、ようやく神殿にもどる。すると、街の子どもシューの姿が見えない。足跡をたどって捜索にでると、断崖の洞窟であやしげな四人組に遭遇する。隣国のスパイ、女盗賊、謎の放浪者、敵か味方か、それとも……!? 韓国100万人を不眠にした17歳の冒険第3巻!
次から次へとトラブルが襲ってきて、もはやドラゴンラージャなんてどこにも出てこない。黒竜に捕らえられた人質を救うための身代金を手当てすべく都へ向かう一行だが、物語はどんどん脇道へと逸れていく感じがする。
病魔とヴァンパイアに襲われた町で、攫われた子供たちを保護するが、この地の異変は隣国の工作員が深く関与していた。うち一人を捕虜として都へと向かうのだが、橋を渡ろうとするのを邪魔する女盗賊に絡まれてしまう。戦う→友情→仲間というジャンプ方式に近い感じで、後でパーティに加わる事になるのだが、ファンタジー小説というよりも、プレステ用のRPGを文字にして読まされている気になる。
女盗賊に絡まれた後も、ワイバーンに襲われたり、牛に乗り魔法剣を振り回す得体の知れない男が出てきたり、湖の底に水没したフェアリークイーンの領域を通過したりと、かなり香ばしい内容が続く。テーブルトークRPGのリプレイを、勢いでファンタジー小説にしてしまった様な、不思議テイスト。
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