空想科学番組は、これまでさまざまな歴史的事件を描いてきた。「地球は46億年前、アース様によって創られた」「聖徳太子は法隆寺と同時にロボットを建造していた」「3713年、人類はサルによって滅ぼされる」…。これらの一見トンデモない事件を束ねてみると、意外にも大きな歴史の流れが浮かび上がってくる!
特撮モノや映画を題材に、トンデモ設定の架空歴史へと迫る。地球規模の歴史を思いっきり無視して暴走するその姿に、失笑が止まらない。ちょっと調べたら判るはずなのに、製作者が適当な事をしすぎで笑える。
6億年前、まだパンゲア大陸が無かったはずなのに、何故かパンゲア大陸に超古代文明が成立したりして、思いっきり事実を無視している。徳川幕府が清帝国や欧州列強だけでなく、さそり座からの侵略者まで撃退しているのには驚いた。徳川幕府強ぇー!!
過去だけではなく、未来史も凄い。何度も何度も第三次世界大戦で人類が滅ぶのに、何事も無かったかのように回復。マゼラン雲からガミラス帝国という列強が攻めてきても宇宙戦艦一隻で撃退、宇宙怪獣も銀河核ごと吹っ飛ばして撃退……。銀河中心部を吹っ飛ばしたら重力源がなくなって銀河規模で大災厄が起こりそうな気がするのだけど、大丈夫なのか!?
西暦2200年代には、なんと隣のアンドロメダ銀河まで届く宇宙鉄道網を整備! メーテルのお母さん凄すぎる!! 銀河鉄道の前では、松下さんやカーネギーの偉業も霞んでしまう。間違いなく史上最大の起業家に違いない。
で、苦労と破壊と大量殺戮に彩られた人類史は、猿に負けて銀河の歴史を閉じる訳ですな。猿の惑星的な結末が多すぎ! 猿に敗れ去った人類に全米が泣いた!!
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