失われた原始惑星(中公新書1005)
2009年1月1日 読書1960年代のアポロ月探査に始まる海王星までの太陽系惑星の探査、毎年南極から持ち帰られる特異な隕石等等によって、太陽系形成期の情報量は厖大なものとなった。本書は、とくに惑星が生まれた四十数億年前の出来事をひも解く鍵を与える。「創成期の石」を探し求めるドラマと、ポスト・アポロに著者らによって展開された、原始惑星の誕生と死という壮大な仮説に至るストーリーを紹介し、太陽系進化論の最先端の息吹きを伝える。
頑張って探したけど画像が無い……。
題名がコレだけど、別に火星と木星の間に星があって、破壊されてしまったなどというトンデモ本の類ではない。太陽系形成初期の段階に数多く存在していた微惑星の事である。小さな惑星同士は衝突を繰り返しながら成長し、今に至るのだが、その姿はまさに失われてしまった状態なので、惑星になりきれずに太陽系を漂う欠片から、太陽系の謎に迫ろうという訳である。
しかし、取りに行って調査するという事が困難なため、月の石や隕石に頼るしかないのが現状。よって、本書も隕石調査の話ばかりで、手堅いけど退屈。
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