過去の呪縛から逃れるため転校した神戸の小学校では、奇妙な遊びが流行っていた。「牛男」と呼ばれる猟奇連続殺人鬼の、次の犯行を予想しようというのだ。単なるお遊びだったはずのゲームは見る間にエスカレートし、子供たちも否応なく当事者となっていく―(表題作)。新世代文学の先鋒が描き出す、容赦ない現実とその未来。ボーナストラックとして書き下ろし二編を収録。

短編6つだが、どれもこれも殺人鬼やキチガイばかりでウンザリしてくる。無茶苦茶で、意味不明で、不条理なのばかりだ。校内で大量殺戮を始める高校生四人組とか、苦しみまくって病死した少女の遺体が絡んで、関わった人間が死にまくる話とか、黒いものばかり。命の重みが微塵も感じられない、ゆとり世代が好みそうな狂気の缶詰。

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