中国の東北部、とあるレストランに勤める林玉玲は、店長から金魚の世話を頼まれる。あるとき、日本に嫁いだ娘の出産のため来日した玉玲は、日本人との再婚を勧められて…。日本と中国、異なる文化の狭間で、玉玲の心は言葉を超える。衝撃の芥川賞受賞から半年、日本と中国をめぐる新たなる感動の恋愛ストーリー。
またしても中年中国人女性が主人公。夫を事故で亡くし、娘は日本で結婚生活。レストランに勤める林玉玲の仕事は、金魚の世話……。後半は、娘の出産に付き添うために来日。すると日本にいて欲しいからと、娘に再婚話を持ちかけられてお見合いしまくり。
なんて事のない純文学系統なのだけど、他の日本人芥川賞系作家の自慰行為的作品と比べたら、まだ楽しく読める範囲内。それにしても、中国人視点だと日本ってそんなに良い国ですかね? 派遣労働とか日雇いとか黒企業奴隷とか家畜人ヤプーとかばかりで、今や高待遇なのは、たまたま運に恵まれた一部の勝ち組だけの様な気がするのだけど……。単に中国よりも給料が高いからか!? 日本でハズレクジ引くと、金魚生活じゃなくて奴隷生活になるぞ(笑)。
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