『戦後』と呼ばれる時代―。荒れ果て、秩序が崩壊した街に、一人の少女が降りたつ。彼女の名はコルセスカ。“ある野望”を胸に格闘トーナメントに飛入り参加し、優勝“賞品”である亡国の王女に「必ず救う」と宣言する。改造と訓練による常人離れした体と戦闘技術を駆使し勝ち上がる彼女に、戦う意味を問われた女戦士ルシアは、激しいライバル心を燃やし始める。一方、試合裏では邪悪な陰謀が蠢いており―!?少女は、狂気と絶望の荒野を駆け抜ける。

世界大戦後、秩序が崩壊して北斗の拳一歩手前な感じの、暴力だらけの退廃した世界が物語の舞台となる。一応、政府は存在するのだが、どこもかしこも狂っていて、日本は分断されて、多分北側は共産圏、そして主人公がいるのは、全体主義化した悪夢のような南側。隣の半島も、王政になった挙句、国ごと滅ぼされて、亡国の姫は奴隷として格闘トーナメントの優勝賞品に。

ただの小娘かと思いきや、実は生態兵器の秘密を握っており、それを狙った各組織が暗躍する。主人公の山猫娘コルセスカもその1人で、動物と遺伝子を配合した改造人間である。

単に敵味方だけではない、複雑な組織関係と、妙にマニアックな戦闘シーンが物語に深みを与えているが、単発なのにジャンプマンガの最終回みたいなラストだから、ちょっと脱力。ライバルが百合属性で、少し花園(笑)。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索