放課後ログイン 2
2009年3月11日 このライトノベルがすごい?有森静は小柄でおとなしめの男子。女の子のような名前でいじめられたこともあったけど、人気者の女子・椎名若奈も名前にコンプレックスを持っていたことから、なんとなく話すようになった。ある日、静はモニターとして参加した新型ゲームで異世界の人物に精神がシンクロして現実世界に戻れず、死の寸前まで追い込まれる。この事件がきっかけで急接近した静と若奈は、やがて高校一年になり、友達よりちょっと親密、という微妙な関係をすごしていた。しかし初デートの最中、若奈が突然、意味不明な言葉を発する。その言葉の中に懐かしい人の名前を聞きつけた静は…。好評!異世界シンクロ冒険譚「放課後ログイン」の続編がついに登場。
ログインしていた世界はゲームの中ではなくて、並行世界だった。異世界へアクセスするゲーム機器のようなものを開発したのは、ある宗教団体。厳密には宗教ではないのだが、これには政府の中枢にいる大物も関わっている。
そいつらがヒロイン椎名若菜を誘拐、しかし別世界の女王と中身が入れ替わってしまうので、前作「パートタイム・プリンセス」みたいな事に。一緒に拉致された主人公は、小さな女の子に助けられるのだが、実は敵宗教団体の大ボスというか、教祖様だった。
三巻完結なのに、並行世界どころか、多重世界構造にするのは話を広げすぎな気が……。ちなみに、ログインした先の中世っぽい世界も、現代世界も偽物で、教団の本拠地がある世界だけが本物だった。
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