さよならダイノサウルス
2009年3月12日 SF特集恐竜はなぜ滅んだのか?この究極の謎を解明するために、二人の古生物学者がタイムマシンで六千五百万年のかなた、白亜紀末期へ赴いた。だが、着いた早々出くわしたのは、なんと言葉をしゃべる恐竜!どうやら恐竜の脳内に寄生するゼリー状の生物が言葉を発しているらしいのだが、まさかそれが「***」だとは…!?次次に披露される奇抜なアイデア、先の読めない展開。実力派作家が描く、心躍るアドベンチャーSF。
恐竜絶滅の謎を解くためにタイムマシンで過去へ行った二人の考古学者。そこにいたのは、英語を話すトロエドン。そして、その正体は……。
ただのタイムスリップでは終わらない。思いもよらないものが出てくるし、地球の重力が半分になっているし、太陽系の姿も今とは違う。白亜紀の空を飛んでいるトンデモないものも! さらに、現代パートでは過去改変による別の時間軸が形成されており、いろんな要素が融合して、有り得ない物語に仕上がっている。
捻りすぎてリアリティは乏しいかもしれないけど、これはこれで面白い。普通のSF作家では、ここまで変な時間旅行物は書けない。それにしても、恐竜絶滅の原因が隕石でも気候の変化でもなく、●●●●みたいな●●●による●●の変化が原因だったとは……。
この作家の話は、推理小説じゃないのにネタバレ出来ないものが多くて困るな。
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