探査宇宙船スタープレックス号は地球人とイルカ、六本足のウォルダフード族と統合生命体のイブ族という異星人の乗組員を乗せ、旅立った。建造者も建造目的も不明ながら、瞬間移動を可能にする謎の通路を使って、銀河系のさまざまな未知宙域を探険するのだ。異種族混合の乗務員を率いる宇宙船の指輝官キースが、壮大なる旅路の果てにつきとめた銀河創成の秘密とは…?ネビュラ賞作家のソウヤーが描く、驚異の冒険SF。
少しずつ開いていく銀河間ネットワークを利用して互いに行き来する事が可能となった地球人、イルカ、六本足のウォルダフート族、統合生命体のイブ族が、探査宇宙船スタープレックス号で新ルートを探る旅へと出かける。
銀河に張り巡らされたネットワークは、ワープホールのようなものであるが、一度誰かが入り口へ突入しなければ出口として機能しない。これにより、付近にあるホールが利用出来るようになるまで、未熟な文明は他の文明から隔離された状態で保護されている。人類を含め、他の二種族も超光速で自在に跳躍するテクノロジーは有していないので、誰かが新たに開かない限り、別の場所へ到達する事は出来ないのである。
何者が作ったのか不明なまま、そのネットワークを利用するのスタープレックス号だが、本来のルートではない場所に迷い込み、そこでダークマター生命体の発見を発見する。直後、何者かが穴を押し広げ始める。飛び出してきたのは、この宇宙に存在しないはずの、緑色をした恒星だった。恒星質量の物体すら移動させる力を有する正体不明の相手の真意は一体!?
これも、壮大な物語である。恒星を送り込んでくるネットワーク製作者の正体と理由を知ると面白くなくなるので、書かないでおく。
コメント