降る雪さえ黒い、暗黒の星イスレア。ここでは邪な魔法がすべてを支配する。魔女がつくりだした邪悪な生きもの、さらわれてきた子どもの奴隷たち、あらゆるものにこめられた呪文…。はたしてレイチェルは、この星を救う伝説の「希望の子」なのか?異世界を舞台に、少女の冒険を壮大に描くファンタスティック・アドベンチャー。三部作の第一弾。

これより後に書かれた「シルバーチャイルド」がいまいちだったので、ちょっと様子見状態だったのだが、こっちのほうが随分と面白いじゃないか。

ある日、レイチェルは弟と共に壁の中から現れた何かに襲われ、別の星へと攫われてしまう。そこは恐ろしい魔女の女王が支配する、雪に閉ざされた世界イスレアだった。かつて地球で暴れまわった魔女ドラグゥエナは、ラープスケンジャに敗れイスレアに封印されたのだが、次第に力を取り戻して子供達を攫っていた。攫われた子は醜い生き物に変えられ、役立たずは捨てられ、飽きると殺されて行った。

そんな地獄のような世界で、レイチェルは伝説の“希望の子”とされ、戦いが始まる。普通の子だったのに、イスレアに来たらいきなり魔女に対抗出来る天才魔法少女に変化、ちょっとご都合主義。

ドラグウェナは魔女の星から地球へやって来て敗れ、イスレアに追放されたのだが、この設定だと、魔女はエイリアンって事か!? ファンタジーなのに、ちょっとSF入ってるなぁ。この魔女がかなり気色悪いのだが、「魔女の出てくるお話がいいな。すごく不気味な魔女。むちゃくちゃ気味が悪くて意地悪な魔女よ」という娘のリクエストに答えたためらしい。

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