熱死戦線ビットウォーズ
私立誠鵠館高校の三年生上沢鏡一は、夕暮れの公園で一心にフルートを奏でる美しい少女、美環と出会った。その時、少女の前に黒いレザーの上下を着た男が現れ、二人は一瞬の閃光の後『変身』していた。鏡一は偶然にも、地球の存亡をかけた「ビット」たちの闘いに巻き込まれてしまったのだ。空間や物質のエネルギーを、精神の力で切り取り変換させる能力を持った者たち―彼ら「ビット」たちの闘いに巻き込まれた鏡一は、自らの「ビット」能力に目覚めた。彼は愛する者のため、自らも闘うことを決意する。

謎の美少女が戦う場面に遭遇してしまった少年が、妙な能力に目覚めてしまい、訳も分からないまま巻き込まれていくという王道パターン。標的として選ばれた者は、狩人となった敵と否応なく戦わされる事に。

それにしても、カメラやフルートと合体して敵と戦うという部分が、昭和の香りがプンプン漂う古い特撮ヒーロー物みたいで笑える。絵も古臭いし。まあ、書かれたのもそれなりに昔なんだけど。

音や光や文字で戦うという発想は面白いけど、やはりデビュー作だからか、文章が荒くて硬すぎるんだよなぁ。宇宙の真実にはサプライズが用意されていたけど、世界はこの後、どうなるのだろうか?

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