巫女さん入門 初級編
2009年4月1日 読書東京・秋葉原の氏神様である神田明神で毎年夏に開かれ、巫女に興味のある女の子から、娘に日本文化を知ってもらいたい親まで、広い人気を誇る「巫女さん入門講座」を完全書籍化。巫女の仕事、礼儀作法、神道の基礎知識、巫女へのインタビューなどを、かわいいイラストを見ながら楽しく学べます! 本書で、マンガやゲームでは分からない、正しい巫女の知識を身につけましょう!!
またしてもアキバ系統の萌えブームに便乗しただけの商品が出てきたと思ったら、本格的に巫女入門だった。最近の、なんちゃってコスプレ巫女にショックを受けて、神田明神が監修したというもの。
この神田明神というのは、萌えに乗っかろうという誰かさんのPNではなく、江戸総鎮守として関東を護って来た由緒正しき神社なのである。ちなみに、大黒、恵比寿、平将門が祀られているらしい。そんな訳で、着付けからお辞儀の仕方から歩き方、捧げ物の持ち方、手水や玉串の作法など、非常に硬くて真面目な内容。なので、単に巫女萌えなだけの人が買うと……。
ちなみに、若い未婚女性じゃないとなれませぬ。髪も結うので長くないと駄目。そして、黒髪じゃないと駄目っぽい。そこらにいる茶髪の小汚いギャルとかは、きっと不採用。意外に激務で、体力がないと続かない。巫女舞も踊らないと駄目だし、土日は結婚式が入るので休めない。
つまり、今や絶滅寸前の大和撫子風黒髪乙女じゃないとなれないので、よくテレビに出てくるようなチャラチャラした汚い奴らでは絶対無理! なんとなく巫女装束にばかり目がいってしまう訳だが、ちゃんと中身も伴わないと巫女にはなれないので、秋葉原を歩いている偽者とは全く別次元。礼儀作法とかもきちっとしていそうだし、宝塚女優と同じくらい価値があるのではなかろうか。
まあ、私は神も仏も信じてはいないし、例え存在したとしても、無力或いは邪魔ばかりして来る奴らは敵でしか無いので、単に巫女に癒されただけで終わったのだが(汗)。
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