隣人―SAKURA in Pale Rose Bump
2009年4月3日 このライトノベルがすごい?見知らぬ部屋で目覚めた桜子。そこはこの世の隣にあるという“隣人”が住まう世界だった。“隣人”とは気に入った人間をこの世から連れ去り捕らえ、その魂を食らう存在らしい。共に捕らえられた少女たちは、一人また一人と桜子の前から忽然と消えていく。逃れようにも手段はなく、桜子は次第に追いつめられる。そして最後に残ったのは、桜子と―。一方、桜子が行方不明だということを知った友人の悟郎は、彼女を捜すため不思議屋に駆け込む。そして、隣人の世界へと果敢に潜入するのだが…。待望のライト・ミステリー『桜色BUMP』シリーズ第4弾。
何か表紙がエロいな(笑)。実際には、こういうシーンは無いのだが。
今回は、冒頭から事件に巻き込まれている。桜子が目覚めると、そこは知らない屋敷で、自分と同じように全部で5人の女が寝かされていた。そこへ執事が登場、主のもとへと案内されるのだが、暗闇に包まれた廊下を通る途中でOLっぽい女性が消えうせる。執事が言うには、彼女は「不合格」となったらしい。
続いて、同じように暗闇の廊下を進んでいくのだが、今度は警戒して4人で手を繋いでいたにも関わらず、次の部屋へ辿り着くと3人に減っていた。不合格になるとどうなるのかは知らされないままで、とても気味が悪い。
浅子悟郎は姉が倒れたと聞き、病院にかけつける。意識が戻った姉は、不思議な夢を語るのだが、話に登場する人物がどうも桜子に思えて仕方が無い。そうこうするうちに、同じような症例の患者が運び込まれて来るのだが、その人物は夢に出てきたのと同一人物だった。
またしても怪異事件に巻き込まれたのだと確信した浅子悟郎は、桜子を救うために不思議屋へ走る。不思議屋が言うには、桜子は隣人に攫われたらしい。隣人とは隣の世界にいる存在で、時々こちらの人間を攫い、その魂を喰うのである。
いつもよりテンション高め。しかし、数多くの少女が犠牲となっているのに、この結末なのは……。
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