マリア様がみてる - ロサ・カニーナ
2009年4月13日 このライトノベルがすごい?年が明けて三学期が始まったリリアン女学園では三年生の欠席が目立ち、祐巳たち下級生は大好きな先輩の卒業が近づいていることを実感していた。そんな中、来年度の生徒会役員選挙が行われることになる。祐巳はつぼみの三人がそれぞれの薔薇を引き継ぐのだと思っていたが、二年生で「ロサ・カニーナ」と呼ばれる生徒も立候補することを知って…!?大騒ぎのお正月を描いた番外編も同時収録。
次の薔薇さまを決める選挙に、黒薔薇が乱入。実際の色は、黒じゃなくて桃色だったりする訳ですが。まだ一年なのだが、真ん中が空いてしまっているという三年(姉)と一年(妹)という変則パターンな姉妹のため、薔薇さま後継者扱いの藤堂志摩子。ギリギリまで態度を保留するが、締め切り直前に出馬を決心。
通常は、薔薇さま(三年)-薔薇さまのつぼみ(二年)-つぼみの妹(一年)という並びになるのだが、白組だけは二年が抜けているために、自動的に一段階昇格してしまっている。こうなると、二年間も薔薇さまになるのか? 凄いエリートだな。
後半の、お姉さま豪邸お泊りシーンあり。出てくる回文が素晴らしい。
なかきよの
とおのねふりの みなめさめ
なみのりふねの
おとのよきかな
長き夜の
遠の眠の皆目ざめ
波乗り船の
音のよきかな
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