「指輪物語」「ゲド戦記」「ナルニア国ものがたり」。子どもたちを、そして今や大人たちをも惹きつけてやまない、魔法ファンタジーの不思議な魅力の秘密を解きほぐしていく。伝承の世界にその系譜を探り、細部のリアリティにその力を見出し、さらにそこには危険な罠すらひそんでいることも明らかにする、本格的な案内の書。

この手の文学を研究している女子大の教授だからか、知識量だけはあるのだけど、古典ファンタジーが優れていて、最近のものやラノベは酷いという好き嫌いだけで論じている。読み手を納得させられるだけの論理展開があれば良いのだけど、単にこれは好き、あれは嫌いと、自分の好みだけで発言しているに過ぎないのが微妙。これでは単なるチラシの裏である。

ファンタジーの良書と巡り会うためのガイドブックとして読むにしても、別に掘り出し物がある訳でもなく、微妙。これを読む時間があるなら、ゲド戦記やナルニア、指輪物語といった名作を読むのに回したほうが有意義である。

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