町の中小葬儀屋・セレモニー黒真珠は、忙しかったり、ヒマだったり。いちおうまだ20代なのに40代にもまちがわれるほどシッカリしすぎな29歳女性・笹島に、悩めるメガネ男子26歳・木崎、何やらワケアリ気味の新人女性派遣社員21歳・妹尾。葬儀屋を舞台に男女3人の仕事と恋愛を描く連作短編集。宮木あや子流ラブコメは、泣けるラブコメ。

切り絵みたいな感じのイラストが洒落ている。無論、内容も良い。何かと思ったら、今度は葬儀屋の話だった。小さな会社だけど地域に根付いているので手堅く商売をしているセレモニー黒真珠。

ここに、いろいろと訳アリな人々が集う。ロクデナシの親を持ち、苦難の人生を歩んで来た若き女性は、一緒になれなかった男を弔うため、派遣社員として黒真珠へ。先輩の女性社員はブライダル会社から葬儀屋へと転進。名門大学を出た男は、幼少の頃より死の儀式に魅入られて、新卒で就職。この男は死者の声まで聞こえてしまうという危ない眼鏡男子(笑)。

連作になっているので、主人公と視点は変わって行く。

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