漆黒の森、底知れぬ闇をたたえた深い山。光なき、黒い影に囲まれた山村「庫宇治村」。単位の足りない生徒のため組まれた課外学習の一環でこの村を訪れた、立花玲佳たち七人の生徒と引率の片平教諭は、この地に隠された恐ろしい伝承と名状しがたきものの存在を目にする。そして村に黒い雨が降るとき、耐え難き苦痛の記憶とともに死んだはずの者たちが目覚める。この村に隠された秘密とは。そして、黒き雨の降る地に花咲き実る、鮮血の色をした果実「アカモロ」の正体とは何か?新進気鋭のホラー作家、黒史郎による渾身の閉鎖村ホラー、ここに開幕。

ラノベでホラーだというので、もっと本格的な物かと期待していたら、単に作者の脳内妄想を垂れ流しただけの、極めて嘘臭く、リアリティ皆無な内容にガッカリする。隔離された過疎の村で恐ろしい事が起こるというのもワンパターンだし、死者みたいな何かが徘徊するというのもよくあるし、目新しさが何も無い。

黒い雨が降ったり、呪われた村で気味の悪い果実を食べた仲間がおかしくなったりと、非常に嘘っぽくてゲーム的な内容なので、ゆとり世代には手頃なのかもしれないけど、まともなホラーを期待していると失望するだろう。

馬鹿な高校生達が自らの意思で呪われた村に踏み込んで、死亡フラグが多発するならまだしも、学校行事で連れて来られて殺されるというのは……。これなら超常的な現象ではなくて、殺人鬼にでも追われるほうがマシである。

場面が飛びすぎで書き込み不足も目立つ。ラノベにしてはバッドエンドに近い結末で、犠牲者が多数出るのもなぁ。なんと言っても、あの娘が捨てキャラなのは納得出来ないぞ(笑)。

とりあえず、イラストだけは良かった。
褒める部分は、イラストだけ! 

★2つ付けるけど、絵がついてなかったら★1つ。

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