ダ・ヴィンチ・コード
2009年5月16日 映画ルーヴル美術館で殺された館長の周りに残された不可解な暗号。容疑者として現場につれてこられたラングドンは、館長の孫娘で暗号解読者のソフィーに助け出される。ファーシュ警部をはじめとするフランス司法警察に追跡されながら、暗号の謎を解き始めるふたり。そこには歴史を覆す驚愕の真実が…!
TVでやっていたので観た。最近、新作の地上波投入時期がやたら早いと思ったら、続編を映画館で観てもらうための戦略か。確かに、これを観たうちの何人かは、我慢出来なくなって映画館に足を運ぶだろうから有効だろう。
原作は、予約が殺到して恐ろしい待ち人数になっているのに萎えて読まず。聖杯伝説が絡んでくるので、インディー・ジョーンズみたいにもっと弾けた、謎のオー・パーツが登場するようなアドベンチャー物なのかと思っていたのだが、意外に真面目で手堅い歴史ミステリーなんだね……。
トム・ハンクス扮する主役のラングドン教授だが、ジョーンズ博士みたいに好んで厄介事に首を突っ込むタイプではない。望まないのに陰謀に巻き込まれ、散々な目に遭ってしまうのである。
殺害された館長が残した謎の暗号を手掛かりに、歴史の闇に隠されてきたキリスト教世界を揺るがしかねない秘密に迫っていく。これは、ある程度キリスト教に関する予備知識が頭に入ってないと分かりにくいだろう。
マグダラのマリアと、テンプル騎士団の迫害が上手く結びついていた。結末については、最初に出てきた館長の娘の存在自体で、もうバレバレな気はしますが(笑)。
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