山内一豊と千代―戦国武士の家族像 (岩波新書新赤版974)
2009年6月6日 読書山内一豊の妻・千代は夫の立身出世を支えた「内助の功」で知られる。しかし二人の関係は、盟友であった戦国武士の夫婦のあり方を示す典型例であることを、池田輝政らの例にふれ最新の女性史研究の成果に基づいて明らかにする。
二度の火事場泥棒で勝ち組となった腹黒い狸オヤジは論外として、信長や秀吉と比べるとどうしても見劣りしてしまう山内一豊だが、堅実に出世している事に驚いた。関ヶ原で上手く立ち回って国持ち大名になったようなイメージがあったのだけど、それ以前も順当に手柄を立てて普通に出世している。
千代があまりにも有能すぎるので、一豊が普通の人に見えてしまうけど、出世の仕方を見れば結構優秀だったのだろう。マイナーどころなので、太閤立志伝プレイでは使いませんけどね(笑)。
題名がこれなので、山内一豊の話だけで良かったと思うのだが、最初に御先祖様の話、最後に毛利の話が入っているので少し退屈した。
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