解かれた封印―妖界ナビ・ルナ 1
2009年6月21日 ファンタジー特集星の子学園でくらす竜堂ルナは小学三年生。赤んぼうの時、学園の門前におきざりにされていたのを、この学園の人に引き取られ育てられた。春休みのある晩、友だちのサエが何者かにつれさられるという事件がおきた。サエのゆくえをおっているうちに、ルナは自分の超能力に目ざめていく! 書き下ろしファンタジーシリーズ第一弾。
妖精ナビ・ルナかと思っていたけど、よく見たら“妖界”だった(笑)。大きく勘違いしていたので、表紙の子は妖精なのかと思っていたのだけど、自らも半妖怪で、内容が妖怪退治物じゃないか。表面が可愛くても、変なところに目がついているから萎えそう。
白い猫と梟が使い魔的に味方となるのだが、敵の攻撃で出血しまくりだから、結構エグイ。そして、小学生向きなので、ひらがなが多くて読み辛い……。主語が抜けている部分もあって混乱するのだが、お子様なら普通に理解出来る文章なのか?
母親が世界を超えられる程の力を持った妖怪姫で、父は陰陽師という、何その売れ筋な美味しいとこ取りな設定は! お勧めされる程の出来でもない気がするのだが、ゆとり教育の後遺症か、このレベルの作品じゃないと、今のお子様には……。
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