TO THE CASTLE
2009年7月17日 このライトノベルがすごい?みなさーん、聞いてくださーい!お城がドラゴンに襲撃されてしまいました。しかもお姫様のマユリは牢獄に監禁され、執事のセバスチャンは役に立たず。謎の盗賊少年やら美少女ドラゴンやらブルマやらスクール水着やら、こりゃ本当にファンタジー好きな人が見たら怒ります的な展開に!わはは。なにはともあれお城を目指せ(帰宅)!ドゥーザハッスルで、トゥーザキャッスル。
基本的に、あまりにも馬鹿っぽい文体のラノベは好きじゃないんだが、何故かこれは許容範囲。というかツボに嵌る。
数多くのラノベが単に発展途上読者(これは直球攻撃じゃ不味いからオブラートした表現ねっ!)に迎合したにすぎないか、或いは書き手が拙いがために馬鹿っぽくマンガっぽくなってしまっているのに対し、どうもこの作品に関しては完全に計算されているような気がする。文章は馬鹿っぽいけど、この作者は上手い!
ドラゴンに襲撃され、拉致監禁状態のマユリ姫が、城へ戻る(帰宅する)という、ちょっと捻り入りつつも、ありがちな展開なのだが、これでもかという程にパターンを踏襲し尽すのは逆に見事と言うべきか。
姫はわがまま、執事はもちろんセバスチャンだし、何故か姫に良く似た容姿のドラゴン少女はゴルゴと名づけられて摩訶不思議マーティのメンバーに半ば無理やり加わる羽目に。何でドラゴン少女がマユリ姫に似ているかは、後半明らかになる訳ですが。果たして姫一行は、ドラゴンの巣から、無事に城へと生還(帰宅)出来るか!?
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