男と点と線

2009年7月20日 読書
68歳の老夫婦、32歳の会社員、22歳の女子大生と男友だち、17歳の高校生カップル、42歳の独身男性、28歳の小説家が世界のどこかで誰かと何かと出会う。大人たちに捧ぐ、恋愛・関係小説。クアラルンプール、パリ、上海、東京、NY、世界最南端の町でめぐりあい、つながりあう。大注目作家が新世界に挑む大人のための全6篇。

またしても新作が出てきた。ナオコーラなので、すでに消化試合状態で全く期待していなかったのだが……。これ、本当にナオコーラが書いたのか? 寝ている間に小人さんが書いたんじゃないの?

過去作品みたいに小学生が頑張って書いたかのような、手抜き文章っぽいスカスカ感も無く、糞つまらないどうでも良い日常ストーリーでも無いのに驚いた。今後はこのクオリティでお願いしますっ!!

ひとつだけ、非日常的で変なのが混じっているけど、他は地に足がついた感じの物語だった。『クアラルンプール、パリ、上海、東京、NY、世界最南端の町でめぐりあい、つながりあう。』というキャッチから、どこかで繋がっていく感じの話なのかと期待したのだが、それぞれが独立した短編で、別に世界が共有された連作短編では無かったのは少し残念。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索