幼なじみ美女の策略に嵌り、ボランティアという名目で怪しい病院に潜入する事になってしまった落ちこぼれ医大生。しかし、ボランティアが始まる前に、殺人級のダメ看護婦に大怪我させられてしまい、酷い事に。単なるドジでは済まされない程、骨折、裂傷、火傷と、どんどん死に近づいていくのが哀れ。この看護婦は死神か(笑)!? ボランティアな筈が入院患者となった直後、どんどん他の患者が死んでいく。おかしい! 「この病院、あまりにも人が死にすぎる」
企業舎弟として恐喝しに行った男が行方不明となった。怪しい病院に潜入する羽目に陥った、落ちこぼれ医大生。そこには、かつて出会った女神様は最上階で永遠に目を開ける事のない眠りについていた。そして、無関係だと思っていた自分自身も、ある意味、複雑に絡み合う事件の当事者であると知ってしまう。
正義対悪ではなくて、悪対悪の構図(法律基準)なので、東城大学側が攻防戦に勝っても後味が悪い結末であるが、かつて通り魔事件を起こし、結果として1人の女性を死に追いやった悪党が適正に“処理”されていたので多少救われた。
「ワシに罪の意識はない。他人を傷つける人間は、自分が同じことをされても文句は言えないはずだ。ワシには、いや華緒には立花を処刑する権利がある」と父親は言った。
自力救済は禁止されているが、被害者側の人権を無視して加害者ばかり保護する日本の現状、この国の法律で悪党は裁けない。ならば被害者側が確信犯として反撃しても仕方が無いだろう。
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