任務中に相棒を失い心と身体に深い傷を負ったレスキュー・スイマー、ベン・ランドール(ケビン・コスナー)。現場を退き、レスキュー隊員のエリート育成学校の教官となったベンは、訓練生のジェイク・フィッシャー(アシュトン・カッチャー)と出会う。才能に恵まれながらも何かに苛立ち、時に暴走してしまうジェイクの中に、ベンは自分と同じ心の傷―大切な者を救えなかった苦悩を見いだす。救い続けることこそ、生き残った者の《宿命》・・・ジェイクは、そんなベンの信念に心打たれ、二人は父子にも似た強い絆で結ばれていく。やがて、難関を突破し卒業したジェイクは、現場復帰を果たしたベンと共にアラスカで任務に就く。しかし、そこには想像を絶する過酷な運命が待ち受けていた・・・。
任務中にヘリが墜落し、一般人を救助出来なかったばかりか、仲間まで失ってしまったベテランのベン・ランドール(ケビン・コスナー)は、上官に命じられて一時的にレスキュー隊員育成学校の教官に。
海難事故の救助にあたる人々の物語なので、「海猿」に似ているのだが、視点は訓練生ではなくて老いた教官側。鬼教官として、地獄のような訓練の日々が始まるが、訓練生の中には、名門大学からの勧誘を断り隊員となった天才スイマーがいた。
やがて、脱落しなかった少数の精鋭が卒業するのだが、ジェイクも現場に戻ったベンと同じ配属先となり、同僚に。訓練ではなく、本物の救助活動が始まるのだが、荒れ狂う岸壁の洞窟内部で、上手く任務が果たせなかったベンは引退を決意。
去って行くベン・ランドールにジェイクが尋ねる。
「これまで救った人数は?」
「22人だ」
「!? 200とか、300とか、もっと多いのでは?」
「22人は救えなかった数だ。それ以外は覚えていない」
ケビン・コスナー、かっこええ!
しかし、ベンがいなくなった後、1人でより危険な現場へ向かう事になったジェイクは……。なんか、死亡フラグが立ったね。ケビン・コスナーが主役の作品って死亡率高いから、その後の展開が読めてきたけど、やはり……。
しかし、これってベンが無理しなければ、死者は船長だけで済んだのではないか? せめて船長は助かって欲しかった。残酷だけど、見捨てるという決断も必要なんだよね。全員を助けようとして、結果的に被害が拡大しては……。
まあ、物語としては死亡フラグ立てたほうが、全米が泣いてくれるからね(笑)。
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