「漫画の王国」に生れた小説家の乙女な日常生活。バンドを追っかけ上方へ、愉快な仲間と朝まで語り、わきあがる妄想の楽園に遊ぶ…色恋だけじゃ、ものたりない!なぜだかおかしな日常はドラマチックに展開―日本の政局も、家族の事件も、人気のTVドラマも、考え始めたらいつのまにかヒートアップ!「読んで楽しく希望が持てる」、笑い出したら止まらない、抱腹微苦笑ミラクルエッセイ。
やはり、どれを読んでも三浦しをんのエッセイは面白くない。とは言っても、内容が駄目なのではなくて、読み手がついていけない事が原因なのだが。
これも、他のエッセイに勝るとも劣らない腐女子の妄想が暴走機関車トーマス状態。すぐに受けとか攻めとか脳内変換する辺り、とてもついていけませぬ(笑)。他にも、目に入ったシーンから妄想全開でストーリー考えたり、キャラ分類で盛り上がったりと……。腐女子が読めば上手くシンクロして楽しめるのではなかろうか。
それにしても、貧乏ネタが目につくけど、この頃はお金無かったんだろうか? 今や、直木賞作家だから、大判小判ざっくざくで、腐女子マンガとかを大人買いしていそうなイメージがあるけど。
妄想全開系統でも、森見登美彦なら上手く波に乗れるのだが、三浦しをんは自分が腐女子ではないだけに、無理っす!!
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