終戦間近の神戸に突然B29の大編隊が襲いかかった。清太と節子の兄妹は空襲の混乱の中、母親を亡くし、家を焼け出される。路頭に迷った兄妹はやむなく小母の家へ身を寄せることにするが、そこでも生活が苦しくなるに従って小母とのいさかいが絶えなくなり、清太は家を出る決心をする。荷物をリヤカーに積み込み、横穴壕でままごとのような二人の新しい生活が始まるが、やがて食糧も尽き…。
これ、かつて国語の授業で作者本人の実体験を小説にした本当の話だと習ったのに……。実際のところ、かなり脚色されていたんですね。思いっきり騙されたよ。半分位はフィクションじゃないか。全米が騙されて泣いた!
戦争の悲惨さを教えるには良作かもしれないけど、親戚の鬼婆の仕打ちがフィクションだとは……。実際には、あのように虐待されておらず、本人はお世話になった家にいた美人のお姉さんに夢中だったらしい。(をい!)ご飯食べさせてもらえずに横穴生活突入もフィクション……。
「火垂るの墓の作者は、どういう気持ちでこの物語を書いたでしょうか」という問題の正解が「締め切りに追われ、ヒィヒィ言いながら書いた」というのは……。
ちょっと! もう観ても泣けない(笑)。なにこのサンタクロースがフィクションだと知った日に匹敵するようなガッカリ感は。
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