トワイライト・アイズ 上
2009年8月28日 読書〈薄明眼〉(トワイライト・アイズ)。この呪われた眼を持つぼくには、人間の間に紛れ込んだゴブリンが見分けられるのだ。ゴブリンどもは、外見は全く人間と変わらない。だが、その正体は、ひたすら人間を憎み、傷つけ、殺すことだけに執念を燃やす、化け物なのだ。ゴブリンの一人だった伯父を殺して逃げるぼくは、あるカーニヴァルに潜り込んだ。そこで次に興行地に先発して、ぼくは恐怖におののいた。街の権力が全てゴブリンに牛耳られているのだ。このゴブリンの巣にカーニヴァルがやってきた時、血も凍る惨劇の幕が開いた…。
主人公はトワイライト・アイズという特殊な眼を持つ少年スリム。この眼は、人類に混ざって悪事を成すゴブリンを見分ける事が出来るのである。ゴブリンだった伯父を殺して逃げるのだが、傍から見ればただの殺人鬼としか思われない。
孤独なまま、絶望的な戦いを余儀なくされるスリムはカーニバルに潜り込み、美少女ライアと出会う。しかし、そこにもゴブリンがいて……。
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