戦慄のシャドウファイア
2009年8月28日 読書エリック・リーベン―天才的な遺伝子工学者。彼はその才能を武器にベンチャー・ビジネスを成功させ、莫大な財を築いていたが、別居中の妻レイチエルと口論した直後、自動車にはねられて即死した。しかし、奇怪なことに彼の死体が、市の死体公示所から忽然と消失した。この報せをうけたレイチェルはあることに思い当たったが、それはあまりにも恐ろしい想像だった。信頼する恋人ベンとともに極秘の調査を開始したレイチェルの前に、謎の追手が立ちふさがる。一方、エリックが手がけていたプロジェクト〈ワイルドカード〉の機密流出を恐れた防衛保安情報局の高官アンスン・シャープも二人に対する追跡を開始した。〈ワイルドカード〉とはいったい何なのか?エリックになにがおこったのか?日本でも人気集中、モダンホラーの鬼才クーンツが放つ、超大型サスペンス。
天才遺伝子工学者にしてジェネプラン社の経営者であるエリックは、別居中の妻レイチェルと口論後、僅か24ページ目で死亡フラグ。レイチェルの目前で起こった事故。どうみてもエリックは即死状態。しかし、死体が何処かへ消えてしまう。
何もカラクリが無いのに死体が動いたらホラーだけど、遺伝子工学者なので、別の方向で怪しい。設定は「ミッドナイト」みたいに、科学の力を借りたホラー風味。しかし、霊界のオカルトパワーだろうと、テクノロジーに裏打ちされた理由だろうと、死体が勝手に何処かへ行けば怖い訳で(笑)。
消えた死体の謎を追うが、逆に恐ろしい化け物に追われる羽目に。ワイルドカードの副作用で、変形して規格外になって行く敵が、それ何てファイナルファンタジーのラスボス?
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