新耳袋―現代百物語 第3夜
2009年8月29日 読書あなたには、世界はどう見えていますか。この本に収録された話は、すべて「実話」です。日々の暮らしの中で私たちが見すごしている、この世界のもうひとつの姿です。不思議な出来事、身の毛もよだつ恐怖の体験から、「異界」への入り口を実感してください。この読書体験は、あなたの人生観を変えるかもしれません。平成の「百物語」へ、ようこそ。不思議と恐怖100の怪異。異界の扉を開く、戦慄の第三弾。
本当に、聞いた話を厳選もせず、ただ並べただけという感じで、ただの勘違いや思い過ごしとしか思えないしょうもないものも入っている。だが、本物っぽい話に関しては、そういう何でもない話が適度に混ざっているからこそ、余計に不気味さが増す。全部が全部、怖い話ばかりなら、逆に「それ絶対作ってるだろ?」と疑ってしまうだろうし。
第三夜には、誰でも知っている有名な話に絡むものも混じっていて、ちょっとシャレにならない。読むだけで特定されるキチガイは成敗されたけど、殺された方は報われない。「生き人形」絡みまで入っているので、読了後に何か起こっても怖がらない、泣かない事!
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