ゼロの使い魔外伝 タバサの冒険3
2009年9月2日 このライトノベルがすごい?十二歳のガリアの王族シャルロットは、優しい父と母に囲まれて、何不自由なく、幸せな生活を送っていた。だがある日、王位をめぐる確執から父が暗殺されてしまう。続けて母は毒を盛られ、心を失った。ひとり残されたシャルロットは、表沙汰にできないような危険な任務を請け負う北花壇騎士に叙される。戦ったことなどないシャルロットに与えられた最初の命令は、ファンガスの森に住むキメラドラゴン退治。任務を成し遂げなければ母が殺されてしまう。恐怖をこらえシャルロットは森に向かうが―。冷たく神秘的な少女「雪風のタバサ」誕生が語られる、シリーズ第3弾。
タバサよりも、使い魔となった韻竜シルフィードの人間化バージョンが堪らない。使い魔召喚の儀で呼び出される出会いの物語が含まれているし、タバサ誕生の悲話もあるので、外伝とはいえ、結構重要な一冊。
本編の主人公以外では、最も過酷な人生を歩んでいると思う。この娘に比べたら、胸が小さくて悩むレモンちゃんや、踏まれまくるデブなんて……。無口すぎるからか、本編では地味な感じだけど、母親のオルレアン公夫人が美女だけに、将来の期待値高し(笑)。
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