モサ

2009年9月10日 読書
東京近郊・ニカイの町に住むカルガリ家の長男モサは人間じゃない。人間たちや不思議な生きものと暮らしていて、親友はハリネズミのハリだ。ニートになっちゃったモサは、優等生の妹ミサも友だちも大きらいで…この世界は住みづらいと感じているすべての人に贈るファンタジー。

山崎ナオコーラがどうでもよい日常から逸脱して、こんなぶっ飛んだのを書いているのに驚く。本当に中の人、同じなのか? 文章の手抜き感やスカスカ感もないし。急に上達したのは何故だろう。

人間以外の動物も擬人化され、人格を持ち一緒に生活している世界の日本。主人公のモサも人間じゃない(イラストから考えると、ウサギか?)。ニートとなり、学校へも行かず、世界に反発しながら生きている。

ある日、空から降りてきた女の子と出会い、ただのニート生命体から変化して行く。どのページにも荒井良二のイラストが鏤められていて楽しい。

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