「アメリカに行けば何かがある」と、夢と貯金のすべてを賭けて一人渡米した群さんの、愉快なアメリカ観察記。旺盛な好奇心と元気さにひきかえ、語学力と忍耐力がほとんどないので、入国審査に始まり、宿泊、食事問題など、次々と日常トラブルが起きてしまう。が、特殊なアルバイトが見つかって、ありがたいお金と友情を手にすることが出来たのであるが…。観光や買い物に走らずに、あるがままの生活をそのままアメリカで過ごしてきた、無印エッセイアメリカ編。

群ようこほど、エッセイと小説の区別がつきにくい作家は他にいないと思う。なんかね、文体もノリも同じなんだよ。「へえっ、この人っていろんな体験してるんだなあ」と感心していたら小説、つまりフィクションだったり。

これはエッセイらしいんだけど、小説に出てくるキャラが遭遇する、日常的でありながらちょっと刺激的? な出来事と同じようなノリなので、これも実際は作った話では……、と疑ってしまいそうになる。アメリカへ行った時の体験談らしい。

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