特別な事件より、普通の毎日。奇人変人より、あなたの隣人。そんな『日常』にこそ、面白い出来事は潜んでいる。昼下がりのレストランの店内に響きわたるおばさんコーラスの傍若無人の歌声。最先端のイメージで売るカード会社の本質。スーパーのお弁当における芸術的な職人芸。楚々とした美人のおぞましい奇癖…。思わず納得、痛快無比の辛口エッセイしめて100編。
悪くは無いのだけど、ひとつひとつの話が短すぎて、群ようこのエッセイの中ではイマイチかもしれない。見開き2ページでひとつの話が終わるし。雑誌か何かで掲載された時の文字数制限なのかもしれないが、これでは話にヒネリが加えられない。だが、それぞれの話には思わず同意してしまう部分が多々あり。
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