25歳の広田(アキバ系?)、岸(こそこそ小説を書いている)、佐々木(リーダーシップを取りたがる)、そして26歳の別所(いつも日焼けをしている)、それから27歳の魚住(ふざけている)、津留崎(美人)。6人は、大きな会社の中の小さな班、「夕日テレビ班」で毎日深夜まで仕事をしている。(ちなみに、非正社員が3名、正社員が3名である)。彼らが机の島で日夜続ける地味な作業は、「高校野球」のシーズンの到来によって、大変さの頂点を極める。仕事仲間として会話を交わし笑いあう。人と人とのやりとりに一瞬の永遠がある。仕事を詩的に描いた「職場小説」。

新聞のテレビ欄を作っている人々の日常。6人の会話で成り立っているのだが、お仕事小説としては上手く練り上げられている訳でもなく、山本幸久や三浦しをんと比べたら凡庸すぎる。

会話がまた、スカスカでどうでも良い感じなのだが……。え? 仕掛けって何? 読む本が溜まっているし、会話に乗れなかったから真剣に読めなかったのだけど、何か裏読みしないと駄目なの?

会話文だらけだと、文章力が足りない文芸部所属で何故か根拠無き自信だけあるちょいブサイクな女子高生が書いたかのようなスカスカ感がするので、もっと地の文章で表現して欲しい所だけど、会話自体に何か仕掛けてあるのか? ちょっと、読み返す気になれないので、誰かエロい人、教えて下さい。

後ろに載っているアルビノ女の話は、面白くなりそうなのに、ならないまますぐ終わってしまうのが残念。アルビノって、美形が多そうなイメージだけど、この主人公は男から全く相手にされていないなぁ。喪女オーラが出まくっているし。本谷有希子あたりが書いたら大化けしそうな素材だけに、惜しいなぁ。

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