オフ・シーズン。強豪校・鷲谷との合宿が始まる。この合宿が終われば、2年生になる。新入生も入ってくる。そして、新しいチームで、新しいヨンケイを走る! 「努力の分だけ結果が出るわけじゃない。だけど何もしなかったらまったく結果は出ない」。まずは南関東へーー。新二と連の第二シーズンが始まる。

第136回直木賞候補作(但し三冊まとめて)。

2巻に進み、新二達も二年生へと進級する。先輩が去り、後輩が新たに入ってくる。最初は経験不足だった新二も、徐々にレベルを上げて行く。

何も無い人々と比べたら、天から才能を賦与されている分、多少は有利な立場にあるのだが、描かれているのは「ららのいた夏」に出てくるような圧倒的な天才ではないので、リアリティがある。才能があるとは言え、それは凡人と比較しての話であって、全国レベルで見ると、その程度の能力がある人間は何百人といるのだから。

普通の人よりは走るのが速いとはいえ、ライバル校にはなかなか勝てない。徐々に力をつけて来たとは言え、惜しいところで及ばないもどかしさ。

それはそうと、作中でやたらとゲキを飛ばすのが気になる。これは、新二が用法を間違っているだけな設定なのか? 作者が素で間違えていたら、ちょっと問題だよな……。

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