一瞬の風になれ 第三部 -ドン-
2009年10月4日 芥川賞・直木賞いよいよ始まる。最後の学年、最後の戦いが。100m、県2位の連と4位の俺。「問題児」でもある新人生も加わった。部長として短距離走者として、春高初の400mリレーでのインターハイ出場を目指す。「1本、1本、走るだけだ。全力で」。最高の走りで、最高のバトンをしよう―。白熱の完結編。
第136回直木賞候補作(但し三冊まとめて)。
いよいよ最終巻。三年に進級し、高校最後の戦いへ。問題児な一年が戦力に加わった事により、もっと波乱万丈な展開があるのかと思ったけど、大した事は無かったね。
ただ走るだけで精一杯だった二年までと違い、もっと高い場所まで手が届きそうになって来た。これは、是非、強豪を押し退けて次のステージまで進んで欲しいところ。後半、二人だけでなく、他の部員も含めてどんどん強くなって行く。男子だけでなく、女子も頑張る。
まだまだ高みに登って行きそうな雰囲気のまま、良い感じに終わるのだが、ひとつだけ気になるのが……。
女子陸上部員、谷口若菜とのラブロマンスは花開くのか!? この恋の行方は一体……。もう走る事だけで頭がいっぱいになってしまったのか、フラグ立ちかけなままで終了しちゃったので、この後の展開が気になる。
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