飲料会社宣伝部課長・堀江はある日、会長・石崎から人命救助の場面を偶然写したというビデオテープを渡され、これを広告に使えないかと打診されるが、それがCG合成である事を見抜き、指摘する。その夜、会長は自殺した!!堀江は20年前に石崎から受けたある恩に報いるため、その死の謎を解明すべく動き出すが…。
能力はあるけどリストラ寸前の、くたびれた中年男が主人公。やはり、自分と同世代が主人公だと描きやすいのか、いつもおっさんの物語だよな(笑)。
渡された人命救助のテープが偽物だと見抜いた直後、会長が自殺する。思い通りに事が進まない社会、社内の人間関係が結構リアル。
ところで、これが「名残り火」に繋がるんだよね……。これも、実際に読んだのが大昔で手元に無いから、詳細を思い出せない(汗)。
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